あ   か   さ  た   な  は   ま  や   ら  わ  
い   き   し  ち   に  ひ   み      り     
う   く   す  つ   ぬ  ふ   む  ゆ   る     
え   け   せ  て   ね  へ   め      れ     
お   こ   そ  と   の  ほ   も  よ   ろ     
カカポ
ニュージーランドに飛べない鳥がいるのは、支配星の部下の大蛇が食べにくる事がわかったので、イシカミの王女は【食べに来てもここには鳥しかいませんから、皆飛んで逃げますよ】と言って、いろいろな鳥をソラのものと相談して作ったのです。カカポは穴を掘って豚のような鳴き方をしますが、これは大蛇に「食べに来ても土にもぐっていますよ」と知らせるためです。カカポがくちばしで食べ物をつぶすのは、人間には歯がいるとイシカミが考えた事をあらわす。【カカポ】というニュージーランドの飛べない鳥を知らせてくれました。「カカポが何故作られたかという事をお知らせします。それは人間には歯が必要だとイシカミが言った事を証明するために作られたのです。他のソラのものたちは‘人間は何を食べても胃で消化させる‘と言いました。けれどもイシカミは食べ物を味わうという事も楽しみの一つに加えたいと言いました。そしてそのためには口の中で味わう事しかできないと思いました。‘歯を作ったのはイシカミだった‘事を証明するために、カカポを作ることを頼んだのです。(イシカミが歯を作ったという事は以前にも知らされていました。岩と岩の間に細かい石が線状にはさまれ、飛び出している不思議な`しめ縄岩`などが、それを現していると知らされていました。)イシカミがオニにねらわれたように、カカポも絶滅させられる所だったのです。」現在ニュージーランドに数10羽しかいないそうです。